top of page

NEWS

マインドフルネスストレス低減法によりなぜ自覚的ストレスが改善するのか?

  • 2023年12月24日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年4月8日

2023年12月に開催されたマインドフルネス学会で、私たちのプログラムのどのような要素がストレス低減効果に関係するかの検討を行いました。マインドフルネスやセルフコンパッションの改善が主な要素としてあげられていますが、私たちはこれらに加え気分の改善が、自覚的なストレスの低下に関係するかもしれないと考えました。主要な結果は以下の通りです。

  • 私たちの解析によれば、効果の8%がマインドフルネスの改善、12%がセルフコンパッションの改善、44%が気分の改善、35%がその他の要素によるという結果が得られました。

  • ストレス低減効果には気分の改善が、マインドフルネスとかセルフコンパッションの改善よりもより大きく寄与する可能性があることは、私たちの知る限りこれまで報告されていません。

  • 気分の改善効果は、特定の対象を定めないオープンモニタリング(チョイスレスアウェアネス)よりも、呼吸に注意を向けるような注意集中瞑想でより高いことが知られており、マインドフルネスストレス低減法の最初の1-5週間で集中的に実施される、注意集中瞑想の重要性を示唆する結果と考えられます。


結果の詳細についてはこちらをご覧ください。



   

 
 

最新記事

すべて表示
ジャパンマインドフルネス・コラボラティブ(JMC)は、ブラウン大学マインドフルネスセンター長、Eric Loucks PhDによる、2.5時間のリトリートを開催いたします。

本年2月に大阪大学で開催され、好評だった招請講演の拡大版です。 呼吸のマインドフルネスに関する経典(the Ānāpānsati Sutta)の16のプラクティスを実習します。 Ericさんは、この16のプラクティスについて以下のように述べています。...

 
 
MBSR研究会より夏までのプログラムについてのお知らせ

皆さま 桜前線もついに北海道まで北上したとのことですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 このたび、夏までに予定しているプログラムの概要を以下にご案内いたします。いずれかのプログラムや、毎月のコミュニティプログラムにてお目にかかれますことを楽しみにしております。...

 
 
2025年Teach .breathe コース:募集を開始しました

Teach .breathe とは Teach .breathe (ドットブリーズ)は、9~14歳を対象としたマインドフルネスコースである .breatheを教えるための1日のトレーニングプログラムです。   .breatheの詳細については、 こちら あるいは、...

 
 
bottom of page