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RESEARCH

マインドフルネスストレス低減法(MBSR)を開発したジョン カバット―ジン博士は、論文の中で「介入としてのMBSRの質は, MBSRのインストラクターの質に依存するものであり, その人が真にマインドフルネスに基づくプログラムを提供するために何が必要かを理解している程度に依存する」と言われています。この言葉は、インストラクターの養成課程でのトレーニングの質が重要であることを意味します。しかし、私たちはそれだけでは不十分と考え、参加者の評価や客観的なデータによる評価・検討を行っています。

1.実施しているプログラムの質の検証
MBSR8週コースについて
マインドフルネス・セルフコンパッション(自分を大事にする心)・気分プロフィール・精神的な生活の質・自覚的なストレスの程度を指標として、以下のことが認められています:
  • プログラム終了後の改善の程度が偏差値相当値において5-10点であり、これは海外のプログラムと同程度であること
  • 参加前の瞑想歴が有る場合であっても、無い場合と同程度の改善が殆どの指標において得られること
  • プログラム開始前、瞑想歴のある群では、瞑想歴のない群に比較して多くの指標で有意に良好な値を示したが、8週後には瞑想歴の無い群の値が、瞑想歴のある 群の開始時のレベルまで上昇すること​

 -詳細については以下のビデオあるい文献を参照下さい。

   -データの紹介ビデオ


.b (ドットビー)プログラムについて
 -これまで結果についてはこちらをご覧ください
​ -.b プロジェクト:日本人の子どもを対象としたマインドフルネス・プログラム

 の実施可能性及び有効性の検討を滋賀大との共同研究として、科研費及び三菱み

 らい育成財団の支援の元に実施しています


2.がん患者へのマインドフルネスストレス低減法による介入効果の検討
科学研究費助成事業よりの公的支援のもとに実施しています。
.マインドフルネスの作用機序について
マインドフルネスがなぜ健康感・ウェルビーイングの改善を示すかについて様々な研究がされていますが、私たちは媒介分析を用いてその検討を行っています。
 
4.マインドフルネスの生理的な効果について
マインドフルネスの心拍変動などへの影響を評価する研究を実施しています。
​学会発表・論文等についてはこちらをご覧ください
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